和室リフォームのポイント
生活スタイルの変化で、新築では和室のない住まいも増えている一方、和室の持つくつろぎ感や癒しなどが見直されています。モダンな和室にしたり、リビングとつなげたり、和室コーナーを設けたり…。 多目的に使える和室は、その用途に応じたリフォームプランが大切です。
内装材
和室の床といえば畳。吸放湿性、断熱性、防音性に優れた素材です。近年は、健康やお手入れ のしやすさに配慮した機能性のある畳やデザイン性に優れた、縁のない琉球畳やカラー畳も 人気となっています。壁材は、調湿性のある珪藻土を使った塗り壁や、和紙クロスなどが おすすめです。
- カビやダニの発生を抑え、快適さを長くキープする和紙畳。
畳
- 吸放湿作用で、湿度を一定に保ち、常に快適な室内空間に。
けいそう壁
収 納
和室は、押入の使い方がポイントです。収納物に合わせて効率よい収納を計画します。 寝室として使う場合はクローゼットにするのもいいでしょう。床下収納などもおすすめで す。また、湿気がこもらない様に工夫された建材を取り入れると、さらに快適になります。
- 使い勝手の良い押入。さわやかなホワイト色。
押 入
- ガススプリング方式で開閉ラクラクの床下収納。
床下収納
窓
和室の窓には、基本的に内障子があります。窓は変えずに内障子を和紙のブラインドや ロールスクリーンにすると、モダンで明るい印象の空間に変わります。また、断熱性を 高めたい場合は、和紙調ガラスや組子デザインの内窓を付けるのもいいでしょう。
- 断熱性や気密性を高める二重窓に。
内 窓
- 重厚感がある木の質感を活かしたスダレ。
ロールスクリーン
照明・その他
和室の照明は客間、寝室など用途に合わせて調光・調色できるタイプがおすすめです。また、 最近は天井にぴたりと設置できるシーリングや埋め込み器具が主流ですが、竿縁天井や格天井 などの本格的な和室には、ペンダントが適しています。 空間の演出には和風のフロアスタンドが最適です。
- シンプルでモダンな和風シーリング。
シーリング
- 「数寄屋」の侘び寂びが漂う、あかり。
ペンダント
- 縦格子の隙間からやさしく光や気配が通います。
スリット格子
- 化粧梁に照明を埋め込み空間にアクセントを。
化粧梁
- 囲炉裏の煙に燻された古民家の建材をイメージした長尺フローリング。
和風床材(縁甲板)
- 和、洋をあわせもつ現代のお住まいを味わい豊かに演出する間仕切障子。
間仕切障子
- 堀座卓と組み合わせた、だんらんスペース。畳の下は収納として活用。
畳収納
- 消臭・吸湿・吸ホルムアルデヒド性能を持つ収納壁材。清潔な収納空間を実現。
押入ボード
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